2015年3月9日

Okoy (オコイ) 

文章、写真: 美山 治 (ミヤマ オサム)
Text & Photograph: Miyama Osamu



1. 見た目、かき揚げ


 アヤラのランドマークにあるスーパーマーケットに寄ったら入り口のところで かき揚げを見つけた。いつも前を通ってるのに気が付かなかった。 "Okoy (オコイ)" と書いてある。連れに聞くと「実家でも時々作るよ。」とのこと。これって、まんまエビのかき揚げじゃん。二枚買った。

2. こんなかんじのブースに売っている


 一枚40ペソ (※当日換算: 108.79円、0.90米ドル)。家に帰って調べたら呼び方は "Okoy (オコイ)" もしくは "Ukoy (ウコイ)" 。方言差かな。

 ググってパッと出てきたのは「海老とスイート・ポテトのフライ」的なレシピだった。しまった甘い系かなと思ったんだけど、ちょこっと端っこを齧った感じでは別段甘くもないし芋の感じもしない。調べると芋を使わないタイプもあったりする。地域や家庭によって色々お好みがあるのだと思う。

3. 紙袋に入れてくれたのを出すとこんな感じ


 もう、これ、かき揚げ蕎麦にするしか無いだろうと料理に取り掛かる。時間が経ってちょっとブヨっとした感じになっていたので、オーブンで4〜5分加熱。表面がカリッとしていい香りがしてくる。

4. 我慢できずにかき揚げ蕎麦を作ってみた。


 喰らい尽くした。日本のかき揚げだと食感サクサクで、蕎麦に入れると柔らかくなる感じだけど、この "Okoy (オコイ)" は、つなぎが多めで卵も結構入っているらしく、ところどころオムレツ状になってる。あと若干バターの香りがした。なんというかキャベツが入っていないお好み焼きを揚げた感じか、あるいは韓国のチジミを揚げた感じ。表面サクッで中ふわもちっと。そして海老の殻がサクッと香ばしい。これはとても良い。

 小麦粉 (※コーンスターチの場合も。レシピ参照。)が多いぶん、つゆに浸かると瞬く間に膨張する。ボリューム凄い。蕎麦一杯分なら半分、他の具材を入れるなら4分の1くらいに切って入れてもいいかも。

 にしてもこれは思わぬところで大ヒット。その後もちょこちょこ調べたらスーカー (チリ入りのホワイト・ビネガー) をかけて食べたりするのが一般的らしい。うん。それは合いそう。多分、醤油も合うね。今度まとめ買いして色々試そう。

--- お店の情報 ---
名前: Dolor's Kakanin
公式サイト: http://www.dolorskakanin.com.ph/
ブランチがいくつかあるみたいなので、詳細は公式サイトで確認ください。

※ "kakanin" (Wkipedia): http://tl.wikipedia.org/wiki/Kakanin

--- 関連レシピリンク ---
1. "whats4eats"サイト内 "Ukoy" .
2. 「アメリカンスマートポテト」内「世界のポテトメニュー 『OKOY ~ポテトのフィリピン風かき揚げ~』
3. TheCooknShare提供のレシピ (動画): http://www.youtube.com/watch?v=XOvw-i_OeZk



投稿者 MMG : 15:59 | フィリピン料理