2021年2月8日

セレリオ更新@PMVIC編



我が愛車スズキ・セレリオは、毎年2月が登録の更新時期となっている。

Land Transportation Office (LTO) 公式サイト車両登録に関する FAQ

LTO へ運転免許の件では行くけれど、車両については知人や業者に代行してもらうのが常で、自分でやった事があるのは紛失した書類の再発行くらい。昨年は車とバイクのいずれも普段通りに済ませた。実はこの時状況が大きく動き始めていた、と知ったのはつい最近 (^^ゞ

2020年2月5日付 Rappler: Private emission testing centers will not be phased out - DOTr

2020年12月22日付 Manila Bulletin: DOTr pushes long-delayed motor vehicle inspection system

従来の Private Emission Testing Center (PETC) による排ガス検査だけでは不十分につき、新たに設立された Private Motor Vehicle Inspection Center (PMVIC) による総合的な検査で合格する必要があるらしい。

なんか日本の車検みたくなるっぽい。周りの人に手続きの実態や代行の可否を尋ねたいが、コロナ禍にて家賃や電気代を払うのもままならず「更新は後回しで、しばらく無登録・無保険で運転するよハハハ」などと言われても反応に困る。ちょうどの機会でもあり、今回初めて自分でやる事にした。お役所本庁からは情報が乏しいものの、地方支所の Facebook ページや Top Gear Philippines が役に立った。

【2/2】
9時頃に、アギナルド・ハイウェイ沿いの闘鶏場 Dasma Coliseum 裏に位置する PMVIC "Dasca" へ着いた。

Dasca Automotive Inspection Center
Address: R-2 Emilio Aguinaldo Highway, Brgy. Salitran 2, Dasmariñas, 4114 Cavite
Tel: 0915-684-7961




駐車場へ入るとスタッフの女子が寄って来て、灯火類やタイヤの減り具合などを目視で確認する事前検査。オッケー^^で車を停めて事務所へ向かっていると、後ろから追いかけて来た。
「先ほど抜けてました。Early Warning Device は積んでいますか?」
「えっ…と、三角表示板だっけ? は持ってないお」
「検査の合否に関係ないけど、搭載は義務だし何より事故の時に危ないから入手すべきですよ」
「あい、ごもっともで(汗;」
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LTO: Memorandum Circular No. VPT-2012-1609
Revised Rules on the Implementation of the Early Warning Device (EWD) Requirement ※PDF形式ファイル
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マジカヨ知らんかった... orz

玄関前で10人ほどの列に並ぶ。建物の脇から来たヒュンダイ車が我々の側に停まり、作業着姿の兄ちゃんが降りる。横から「終わったのよね?」とご婦人が近寄るも、「マム、お待ちを」と半開きのドアに掃除機みたいなのを押し込む。スイッチを入れた途端、瞬く間に車内が白い煙で充満した。「ちょwwwww」「消毒ですヨ」と兄ちゃんは親指を立てる。すべての作業が終わり、車へ乗り込んだご婦人は窓を全開にして、ゲフンゲフンと煙を手で払いながら走り去った。

事務所へ入ると窓口で検査代金を支払い車の鍵を預ける。ここでは自賠責保険も扱っており、ついでに申し込んだ。

・Light Vehicle Inspection: 1,680ペソ
・TPL Insurance (Auto Insurance for Third Party Liability|対人補償10万ペソ, 1年契約): 950ペソ
※VAT12%込み





領収書と整理番号のタグを受け取った後は、ベンチに座り結果を待つだけ。前方のモニタに番号が表示され、窓ガラス越しに作業場が見える。







それにしても、シャシーの裏側とかライトの光軸とか速度計の精度まで調べられちゃうってヤバくね? 手造りジープなんてどうするの??(@@;

順番待ちと合わせて約1時間後に窓口から呼ばれ、「合格です」と Motor Vehicle Inspection System Report (MVISR)、保険証、そして車の鍵を受け取った。外装はボロでもエンジン関係と足回りはケチらず点検整備しているから大して不安がなかったとは言え、やはりホッとする。ちなみに不合格の場合は、60日以内に指摘箇所を修理した上で再検査となる(要750ペソ)。

後ほど LTO へ提出する MVISR (クリックで拡大)


玄関前に停められたセレリオのドアを開け、ん?消毒剤を撒かれた気配が無い。。。あれは女性専用のサービスなのかしら。ま、いいや ( ̄− ̄)

帰りにウォルターマートハンディマンで三角表示板を購入した。

Early Warning Device 680ペソ ※VAT12%込み


まずはあっさり第一段階終了!

2021年2月8日の為替レート:1ペソ=2.20円
Yahoo!ファイナンス [FX・為替] より参照


>>「セレリオ更新@LTO編」へ続く



投稿者 wax : 17:36 | バイク・車